愛媛県内製材大手のサイプレス・スナダヤ(西条市)は7日、木材を直交するように貼り合わせた大型パネル「クロス・ラミネーテッド・ティンバー(CLT)」などを製造する新工場の起工式を、西条市北条の県営工業団地・東予インダストリアルパークで行った。2017年度末までにCLTの製造ラインを完成させる予定。
 スナダヤによると、断熱性や遮音性などを有するCLTは中高層建築材として欧州で幅広く利用されており、県内での製造ラインは初めて。新工場の敷地は約6.6ヘクタールで、総事業費は約77億円。18年度には自社製CLTによる事務所棟建設、19年度には年約2万1000立方メートルの生産を計画している。